入園や入学時期から約3ヶ月経ち、子どもたちの行動範囲が広がると、どうしても事故のリスクが高くなってしまいます。
「飛び出しをしない」「道路を渡る時には左右を見る」など、親や周りの大人が子どもに教えることはできますが、他に親や周りの大人ができることがあるか、書いていきたいと思います。
4歳以下の幼児の交通事故原因
さて、4歳以下の幼児の場合、遊んでいて飛び出して交通事故に遭ってしまうケースが多いと言われています。よく聞く話としては、公園でボール遊びをしていて、転がったボールを追いかけて車道に出てしまい事故に遭ってしまうことです。
もちろん親の運転する車や自転車に乗っている時に、交通事故に遭うこともありますが、どんなに言い聞かせても、どんなに教えても、このくらいの年の子どもたちは目が離せないというのが現実のようです。
親の運転する自動車に乗る時にはチャイルドシートに乗せる、自転車に乗る時には必ずヘルメットをかぶらせるということはもちろんですが、遊んでいる時には大人の目がどうしても必要です。
自分たちが小さい頃は、子どもだけで遊んでいたこともあったのですが、当時は今ほど車が多くなかったのも事実。今の社会では、安全に遊ぶためには大人たちの目がどうしても必要です。
5歳から9歳の交通事故原因
小学校入学前後になると、当然のことですが行動範囲がぐっと広がります。学校の行き帰りには、出来るだけ安全な道順で行くことや、横断歩道や歩道橋を渡ること、信号を守ることも徹底して教える必要があるでしょう。
またほとんどの子どもが自転車に乗れるようになり、親から離れて過ごす機会も増えてきますので、子ども自身が自転車を運転して交通事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。
ヘルメットをかぶるのはもちろんですが、明るい色の服を着たり、自転車やバッグ、ランドセルに反射板をつけることで、対策をしましょう。
大人の手本は大切
子どもが危険な目に合わないように、親御さんは日々見守っておられると思います。子どもたちは、大人が交通ルールを守る姿を見ることによって、子どもたちも交通ルールを守ることを学びますので、大人たちがまずは交通ルールを守ることが大切です。親以外の大人であっても、子どもたちが見ている場合には、特に慎重であるべきではないでしょうか?
「赤信号はわたってはダメだよ」と口では教えていた場合であっても、まわりの大人が平気で赤信号を渡るようであれば、子どもは真似してしまいますので。