医師や弁護士をモデルにしたドラマや漫画はありますが、FPをモデルにしたものは見かけません。
「何をしている人かわからないよね」と言われてしまうのが、ちょっと悲しいです。FPって何をする人なのかお話していきたいと思います。
FPはファイナンシャルプランナーの略で、家計に関してのアドバイスをする専門家です。
お金の相談に対して、改善策を提案するのが仕事なので「家計のホームドクター(日本FP協会の商標登録)」とも言われています。お客様の「将来〇〇したい」という希望に合わせて、資金計画を立てその実行を手助けしていくお仕事です。
FPの資格は自分の役に立つ
FPの資格を取得し、独立・起業する人もいますが、必ずしも独立・起業しなくてはいけないわけではありません。自分自身や家族のために、家計診断や老後資金の計画を立てて、将来にわたってのライフプランを立てることができるのです。FP以外の資格取得について「資格を取ったけど、何の役にも立たなかった」という話を聞くことがありますが、FPの場合にはそんなことはないと思います。
加えてFPはライフプランを立てる際に必要な作成手法についても勉強していますので、自分自身のキャッシュフローや家計のバランスシートを作ることも得意としていますので、どんな生活をする場合でも、自分の生活に役立てることができます。
FPのできないこと
さてFPのできないこともありますので、その点をお話しします。
一定の資格・許可・認可が必要とされる業務については、別の資格が必要になります。例えば人の家計に対するアドアイスはできても、税理士の資格がなければ人の確定申告の手続を代理することはできません。確定申告は税理士の仕事だからです。
もちろんFPと税理士、両方の資格を持っていれば、可能ですし、自分自身の確定申告を行うことは問題ありません。
さて多くのFPは、税理士などの専門家とも提携しているので、税理士でなければできない業務であれば、スムーズに引継ぎができるようにサポートをしてくれます。
この点はあまり心配はしなくてよいと思います。
まとめ
今回はFPが何をする人なのかお話しさせていただきました。確定申告を代わりに作ったりすることは、FPにはできないものの、然るべき専門家に引き継ぐことが出来るように連携しているので、心配せずに相談していただきたいと思います。
あまりなじみのない職業かもしれませんが、少しでも身近に感じてもらえたらうれしいです。