シニアカーは車両になるの?

 

最近、近所に住む親しい友人のお母さまが、シニアカーを購入されたそうです。

近くで見せてもらったところ、結構しっかりした造りで重そう。
倒れたら自力で起こすのは難しいんじゃないかと思いました。

近くで見るとスピードもそれなりに出ている印象を受けました。

せっかくの乗り物なので、楽しんで乗って行動範囲が広がったら楽しいだろうなと思う反面、シニアカーは車両になるのかな?と疑問が出てきました。

今回は、お年寄りが乗るシニアカーが車両になるのか、そんなお話をしていきたいと思います。

 

シニアカーってどんなもの?

シニアカーは、見た目がスクーターと電動車いすを合わせたような乗り物です。
お年寄りや足腰の不自由な人にとって、行動範囲を拡大してくれる乗り物です。

そういった乗り物があることは知っていましたが、これまで身近にシニアカーに乗っている人がいませんでした。

今回、友人のお母さまがシニアカーを買われ、はじめて近くで見ることになったのです。
珍しがる私に対して、「めずらしい?乗って走ってみせてあげるよ」と友人のお母さまが乗って見せてくれたのですが、私の早歩きか駆け足くらいの速さで動いていました。
思ったより速くてびっくりしました。

速度はどのくらい?

シニアカーの速度は思ったより速いなと感じました。

調べてみてわかったのですが、日本では時速6キロまでしか出してはいけないのだそうです。
時速6キロは思ったより速いんですね。
6キロなんて大した速度じゃないと甘く見てはいけないことがわかりました。

もうちょっと調べてみたくなり、ほかの国にもシニアカーはあるのか調べてみたところ、速度が173.16キロというものがありました!
どうやら改造車らしいのですが、ギネスブックに登録された世界最速記録だそうです。

シニアカーは車両ではない

さてシニアカーは車両になるのでしょうか。

この記事を書いている段階では、道路交通法上ではシニアカーは歩行者として扱われています。
電動車いすと似た扱いかもしれません。

法律上は、スーパーやコンビニ、ショッピングモールなどにもシニアカーに乗ったまま入れることになっています。
法律ではOKであったとしても、それぞれの施設にルールがあるはずですので、トラブルを避けるためにも「シニアカーに乗ったままでも店内に入れますか?」と先に聞いておくとよいでしょう。

またシニアカーは歩行者として扱われていても、人とぶつかるとけがをさせてしまうかもしれません。安全第一というのは変わりません。